日曜日菜七子騎乗イチオシレースは神奈川新聞杯
目次
日曜日菜七子イチオシレース
東京9R神奈川新聞杯
◎サクラトゥジュール
〇ヴェンチュラスター
▲ノーブルアース
☆チビラーサン
△ショウナンパンサー
△ノヴェッラ
菜七子騎手騎乗の〇ヴェンチュラスター。
特徴はキャリアの浅い3歳馬であること。
また大きな底を見せていない点と、前走の勝ちっぷりもなかなか強い印象だったのがさらなる魅力です。
使われ方の間隔が詰まっている馬などもいて、ローテーションが叩き2走という程良さを考慮に入れると、他の2勝クラス実績馬よりも上位と見て良いでしょう。
ただ◎サクラトゥジュールは、いくら時計の早い馬場とはいえ、1600mの持ち時計が優秀で、重賞健闘の実績を考えても1番手は動かせないと思います。
しかし、この日の菜七子騎手が一番上位に来る可能性の高いレースとして、このレースを推奨したいと思います。
〇ヴェンチュラスターは底を見せていない分、天井知らずともいえるので、ひょっとして逆転もありうるかもしれません。
頑張れ、菜七子騎手!!
▲ノーブルアースは実績馬の中でも感覚に余裕がある点、☆チビラーサンと△ショウナンパンサーは前走、△ノヴェッラは前々走とその前のレースの僅差の着差が買い材料です。
日曜G1
阪神11Rエリザベス女王杯
◎ラッキーライラック
〇ラヴズオンリーユー
▲ノームコア
☆ソフトフルート
△センテリュオ
先週の速報予想のとおり、G1馬3頭が有力なことに変わりないと思うのですが、枠順が発表された現段階を踏まえ、その順位付けと追加の紐候補について触れていきます。
◎ラッキーライラックは大外枠を引き当てましたが、阪神の2200mはスタート後しばらく直線が続くので、ダッシュを利かせて好位置にとりつくことは十分可能だと思います。
昨年の勝ち馬である実績を買って◎としました。
〇ラヴズオンリーユーは、府中牝馬Sの敗戦は重馬場ともう一つ、距離不足が理由に挙げられると思います。
この馬は2000~2400mの距離で馬券圏内を外したことがなく、距離が伸びて成績が上がる馬と言って良いでしょう。
叩き良化の傾向もあり、2戦目に期待です。
▲ノームコアは速報でも触れましたが、やはりネックは距離でしょう。マイラー色の濃い馬だと思いますので、一抹の不安が残り3番手評価としました。
☆ソフトフルートは、前走秋華賞では出遅れたにも関わらず、デアリングタクトと0.3秒差の3着は内容が濃いと思います。
稍重馬場と差し馬向きの展開が向いたとの見方もあります。
しかし本来は中団の位置取りを得意としており、前々走でも強い勝ち方をしていますので、馬場自在型と見て良いとでしょう。
追加の紐候補としたいと思います。
△センテリュオは去年の同レース僅差4着の実績と、前走好走を踏まえて紐候補としました。
その他、サラキアも有力だと思いますが、1600~1800mに良績が集中していて去年の同レースも6着と振るわず、思い切って圏外と考えたいと思います。
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土曜日菜七子騎乗イチオシレースはユートピアS
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菜七子騎乗イチオシレース
東京10RユートピアS
◎ナルハヤ
〇ボンオムトゥック
▲ドナアトラエンテ
☆エアジーン
△アラスカ
先週絶好調の藤田菜七子騎手。
勢いに乗って東京競馬場に参戦です。
その理由はユートピアSに◎ナルハヤが出走するから。
ここ2戦、重賞に参戦して4着、8着。
しかしタイム差は2レースとも0.4秒差で、自己条件に戻れば力量上位は疑う余地がありまん。
確実に鼻を切れるスピードとスタートセンスの良さも魅力。
他に強力な同型馬も見当たらず、スムースに先手を取ることが予想されます。
東京の長い直線を考慮すると、最後にへたる可能性が若干なきにしもあらずですので、3連複の軸として特にオススメです。
菜七子騎手とはコンビ13戦目となり、この馬を知り尽くしているでしょう。
その信頼関係が何とも言えず頼もしいところです。
菜七子騎手、ナルハヤ頑張れ!!
〇ボンオムトゥックはG1NHKマイルCで、1着馬と1秒を切るタイム差で走っており強敵です。
実績的には一枚上でしょう。
▲ドナアトラエンテは出走したレースで馬券圏内を外しておらず、堅い紐候補と言えるでしょう。
☆エアジーン、△アラスカを追加の紐候補として上げておきます。
土曜日のイチオシ未勝利戦
東京5R2歳未勝利
◎タイガースネーク
〇リュラネブラ
▲セイウンオードリー
☆ブルースコード
他の馬との力量差が著しく、この4頭が抜けているでしょう。
◎タイガースネークは異論のないところだと思いますが、二番手に
〇リュラネブラを選んだのは、前走の着差が6着ながら0.3秒差であったこと。
そして初ダートで変わり身が見込める点です。
ローテーションも程よい間隔だと思います。
▲セイウンオードリーは力はあると思いますが、休み前が少し使い詰めであったことと、約3か月ぶりであり、初ダートがどう出るか気になるところです。
☆ブルースコードは前走3着ながら、着差が開いていたことが4番手評価とした理由です。
土曜重賞
東京11R武蔵野S
◎タイムフライヤー
〇ケンシンコウ
▲デュードヴァン
☆モズアスコット
△サンライズノヴァ
強者ぞろいで今日のレースの中で一番自信がないですが、
◎タイムフライヤーを一番手に推したのは、かなりの確率で中団の位置取りが取れることと、斤量が57キロである点。
また近走の好走歴と、その勝ちっぷりです。
ルメール騎手が選んだ馬というのもあります。
〇ケンシンコウもレパードSでは力を示しており、前に行ける脚質の自在性も魅力です。
ただ古馬と3歳馬の力量比較で2番手としました。
▲デュードヴァンは重賞の勝ち鞍こそないですが、ユニコーンSで2着に敗れたのは、道中14番手と不利な位置取りだったのが響いたと思います。
鞍上デムーロ騎手で再度期待します。
☆モズアスコットを4番手としたのは、やはり斤量59キロです。
この馬のキャリアで初めて背負う斤量でもあり、一回様子見の意味もあります。
△サンライズノヴァは、斤量58キロは前々走プロキオンSで59キロを背負って勝っているので克服できると思うのですが、やはり重いのと粋の良さで◎〇▲を上位とみました。
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さすがの好手☗74歩で銀の退路を封鎖|村山七段戦
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今回は
第79期順位戦B級2組6回戦
より取材しました。
この将棋は横歩取りとなり、中盤のねじり合いが続いて第1図に至ります。
今、☗56歩と角の圧迫を見せられて、☖64歩と突いた局面です。
ここで優勢を決定づける好手が出ました。
☗74歩(第2図)です。
次に☗85歩の銀の捕獲を見せた銀挟みの手筋です。
これで適当な受けがありません。
☖94歩と☗85歩に☖95銀を見せても、☗96歩としておいて、次に☗85歩☖93銀☗55歩☖63角☗75金を狙われて困ります。
結局☖76歩と攻め合ったのですが、これには☗同金が気持ちのいい手です。
☖同角☗84飛となっては先手は奇麗に捌け、次に☗73歩成☖同桂☗74歩を見られては、先手がハッキリ優勢となりました。
以下☖63金打と受けましたが、大事な駒を受け一方に手放すようでは後手が、苦しくなりました。
局面が進んで第3図。
ここで軽い手筋の決め手がありました。
☗73歩成☖同桂☗74銀の3手一組の手順です。
急所の守りの金と攻めの銀が換わる形となり、以下☖同金☗同飛で適当な受けがなく、後手村山七段の投了となりました。
この将棋は藤井二冠にこれといった派手な手は出ませんでしたが、地味にポイントを積み重ねる指し方も見事なものです。
名人に向けて着実な一歩を刻みました。
前回宿題の解答
【再掲宿題図】
【宿題図解答】
☖92香打(図)
正解は☖92香打です。
先手は☗53成桂☖同金☗54香と攻め合いましたが、
☖96歩☗同歩☖同香☗同香☖同香☗97歩に☗同香成が効くのが☖79成桂保留の効果です。
以下☗98歩の受けに、このタイミングで☖79成桂とし、☗同銀☖87成香と進み後手の優勢がハッキリしました。
ぜひ盤に並べて、☖92香打の厳しさを検証してください。
新しいテーマ
【第1問】
先手急戦45歩早仕掛けvs後手四間飛車の一変化です。
局面は下が後手ですが、今指された手を「☗33同玉」として取り扱います。
後手は飛車取りがかかっていて忙しい局面です。
一見ピンチに見えますが、ここで起死回生の捨て駒があります。
☖45桂を伏線にした飛車取りを許さない厳しい手です。
少し難しい手ですので、解答を見て手の厳しさを味わっていただいても結構です。
【第1問解答】
☖54銀(図)
正解は☖54銀です。
この手の意味は☗66竜なら☖45桂とし、
☗32玉☖33歩☗同金☖53銀不成☗同金☖同桂成で先手陣への食いつきに成功します。
結局☗54同銀よりありませんが、そこで☖64飛が継続する好手。
実戦は☗53歩と受けましたが、☖66角の王手竜取りが実現します。
以下☗同竜☖同飛となった局面は、後手銀損ながら玉が固く、先手の手掛かりの竜が消えてしまったこと。
また☗33玉が不安定で一手受けの手が必要なこと、等を考え合わせると後手互角以上の闘いといえるでしょう。
この手順も盤に並べて堪能してみてください。
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力のこもった底歩、金取り催促で安全勝ち|広瀬八段戦
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今回、藤井二冠の対局に取材し、私が主観的に選んだ「この一手」をご紹介したいと思います。
第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦
第1図をご覧ください。
【第1図】
今、後手藤井二冠が48角とした局面です。
この48角は読みの入った手で、47金と寄られると広瀬陣だけ見ていては、続く手がパッと見当たりません。
しかし金があれば詰みであることに着目し、局面を広く見渡せば絶好の手があったのです。
私が選んだ今回のこの一手は攻防の71歩(第2図)です。
【第2図】
金が逃げるわけにいきません。
しかも金取りを避ける同角成は、眠っていた21の飛車が角と変わる形となり、指しきれません。
結局54桂と攻め合うしかないようです。
しかし72歩と金を取って、先手玉は詰めろ、後手玉は詰まず藤井二冠の勝勢がハッキリしました。
以下89銀と受けましたが、この手で68玉の早逃げは、そのとき先に48角を利かしたのが生きて、58銀と詰めろを継続することができるのです。
48角から71歩の一連の寄せの構想は、見事というしかありません。
改めて藤井二冠の強さを実感することができました。
頑張れ!!藤井2冠
宿題図の解答から
【再掲宿題図】
【宿題図解答】
75桂(図)
正解は75桂です。
これで67金以下の詰めろとなり、75同馬としても、67金88玉77金打以下の詰めろがほどけません。
33馬には42銀と受けて大丈夫です。
新しいテーマは居飛穴対四間飛車
さて新しいテーマですが、今回は居飛車穴熊対四間飛車の将棋から2問出題したいと思います。
【基本図】
この将棋は上図から闘いが始まりました。
基本図から24歩、同歩、36歩、同歩、24飛と進み、居飛穴側は固さを頼りに飛車をブッツケます。
先手は角が飛び出して馬を作れる形になりますが、後手の62角は攻めに働いていません。
しかしその分玉が固いとも言えます。
【第1問】
進んで下図。
後手の手を当ててください。
58成桂を急ぎたい局面ですが、先手は43成桂ではなく52馬ときます。
これで次に43成桂を狙われると厳しくなってきます。
この攻めを緩和する歩の突き捨てがあります。
【第1問解答】
55歩(図)
正解は55歩です。
この手は5筋の歩を切り、51歩の余地を作ろうという手です。
52馬にも56歩の取り込みの方が早く、同金しかないので51歩の受けが効きます。
実戦は11飛成と緩んだので、58成桂と攻め合いました。
【宿題図】
進んで下図。
ここですぐ79成桂は、同金でかえって受ける空間ができて損になります。
79の銀は詰んでいるので、慌てて取る必要はないのです。
ここは穴熊の急所、端(9筋)に目を向けたいところです。
「2段ロケット」と言えばもうお分かりでしょう。
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