父母に寄り添って思うこと|介護の傍ら描いた短編漫画
<商品のご紹介>
「藤井聡太 強さの本質」書籍編集部編
藤井二冠の強さに迫る本書。
藤井二冠は昨年の王位戦で一見級位者が指すような平凡な受けの手を指し、今や人を上回る強さを誇るソフトからも酷評されました。
しかしソフトの読む奥行きを数億手に増やすと、彼の指した手が最善手として浮かび上がるという分析結果が出ました。
この事実は計り知れない彼の強さの一端を物語るものだと思います。
そんな藤井二冠の強さの本質が綴られた本書をお読みになって、さらに彼の強さの深淵に触れてください。
なお本商品はkindle unlimmitedの対象商品となっています。
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父母に寄り添って思うこと
父の体調不良
9月に父母の介護のためと、思うところがあって退職しました。
父は15年前の動脈りゅうの手術で、人工血管にした箇所の内臓に傷ができました。
そこに雑菌が入り高熱を繰り返す病気で入院していました。
高齢でもあり手術は難しいということで、抗生剤で感染に対処するしかないと言われました。
熱が続くようなら持って1、2ヶ月ということで、最期を穏やかに看取ってあげようと半ば覚悟を決めた矢先でした。
父がどうしても家に帰りたいと言いはったのです。
急には無理だから準備ができるまで待ってと諭しましたが、点滴を引きちぎってタクシーで帰ると言うことを聞きませんでした。
医師の宣告
医者からは退院して高熱が続いた場合、一週間持つかどうかとまで言われました。
「 父に生きながらえてほしい」
私としては病院に留まるよう説得を続けようと考えていました。
しかし妹が
「 爺ちゃんの好きなようにさせてあげようよ」
と涙ながらに言うのです。
私はしばらく言葉を失いましたが、
「 そうだね」
その涙に心打たれ、父の退院が決まりました。
その節は主治医の方をはじめ、病院のスタッフの方々には多大なるご迷惑をおかけしました。
この場を借りてお詫び申し上げます。
父が家に帰ってくることになりました。
覚悟を決めて介護にあたる気持ちを固めていましたが・・・。
父の退院
ベッドをあつらえて、部屋の模様替えまでして万端、準備を整えたつもりでした。
ところが、いざ退院してみると、様子が予想と全く違ったのです。
家に着くなり、父がゴミ出しの荷造りを始めようとするのでビックリしました。
病院での、点滴をはずすことのできない不自由な生活。
そこから解放された嬉しさでいっぱいのようなのです。
「安静にしたほうがいいよ」
と家族ぐるみで止めたのですが、言い出したら聞かない父のこと。
「好きにさせてあげようか」
人生を楽しんでいる父をこれ以上止める理由がありません。
自宅療養となり、往診専門のお医者様が新たについてくださったので、念のため父の生活面のご指導をいただきました。
先生も行きすぎない範囲で自由にさせてあげてください」とおっしゃってくださったので、胸を撫で下ろすことができました。
ただ、「 行きすぎない範囲」とは?中身が問題です。
温泉旅行
10月のある週末、妹が 温泉に行こうか」と言いだしました。
外出と聞いただけでパーッと目の前が明るくなりました。
二つ返事で賛成し、下の姪っ子も連れて人で、山梨の温泉に行くことになりました。
温泉に着いた頃、昼食どきとなり、父は天ぷらウドンを食べました。
どこまで食べらるか、自分の箸運びもそっちのけで様子を伺っていると、開放的な気分で食欲が増したのでしょう。
ほとんど食べきることができました。
父は徐々に痩せ細っていたので、自分のことのように嬉しく、
「良かったねー。爺ちゃん」
と思わず声をかけてしまいました。
しばらくの食休みのあと、お風呂へ。私が荷物番をして人が先に入ることになりました。
「男は父一人なので、大丈夫かな?」
と感じましたが、今思えば女性に残ってもらうべきでした。
結局ことなきを得ましたが
「こういう配慮も必要なんだな」
という、反省を刻む旅となりました。
反面、父の自立する余力みたいなものも感じ、神様に感謝する気持ちを深めたのでした。
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